エミレーツ航空(EK)は、乗客に対し新型コロナウイルスの検査を実施したことを発表した。2020年4月15日には、ドバイ発チュニジア行きのフライトに搭乗した全乗客に検査を実施。ドバイ保健局と連携した乗客に安心感を与える目的で、航空会社としては初の取り組みだという。
検査はドバイ国際空港ターミナル3のチェックインエリアで行い、血液採取から10分以内で結果が判明するキットを活用した。ドバイ保健局の局長ヒューメッド・アル・クタミ氏は、「最も効果的な解決策には、官民組織との緊密なパートナーシップが必要」などとコメントしている。
エミレーツ航空はこのほか、チェックインデスクに防護壁を設置。雑誌などの印刷物提供を停止したのに加え、機内持ち込みもノートパソコン、ハンドバック、ブリーフケース、ベビー用品に限り、その他はチェックイン手続きを必要としている。また、5月31日までに発行した航空券については、未使用の有効期間を760日まで延長するほか、トラベルバウチャーへの交換、全額返金の払い戻しなど柔軟に対応する。