旅行比較サービスのスカイスキャナーが発表した、2020年年末年始(12月29日~1月3日)の国内線航空券の価格動向によると、期間中に出発する国内往復航空券は前年同期より低下しており、平均で約14%安い結果となっている。
この動向は、スカイスキャナー経由で予約された、年末年始期間の日本国内往復エコノミークラスの平均価格を目的地別に算出したもの。11月5日時点の数値となる。
目的地別では、最も価格が下がったのは宮崎の29%減。2位が釧路の27%減。上位2位は、ソラシドエアの宮崎/名古屋線、ピーチ・アビエーションの成田/釧路線など、新規就航便で供給量が増加した目的地がランクインした。このほか、宮古島や奄美大島、石垣島などの離島も、昨年より20%以上安いという。
また、ウィズコロナで旅行の分散化が注目される中、今回の調査では一般的な年末年始のピークである12月29日~1月3日と、ピーク後の1月4日~11日での平均価格の比較も実施した。すると、全ての目的地で1月4日~11日出発の平均価格がピークを下回った。東京や大阪は約1~2割程度が、那覇や石垣島、宮古島は約3割、鹿児島は約5割減だった。