札幌観光協会は2021年1月19日、新型コロナウイルスの影響で「さっぽろ雪まつり」の会場展開を見送り、オンライン形式で開催すると正式発表した。札幌市中心部で雪像を制作する通常形式での開催中止は初めて。コロナ禍で「オンラインさっぽろ雪まつり2021~みんなでつくる雪まつり」と題し、雪まつりの文化や札幌の冬の魅力を国内外に広く発信することで将来の誘客につなげる。
オンライン開催の期間は2月4~28日。具体的には、北海道・札幌の雪を題材にした写真投稿を募って特設サイト展示するほか、さっぽろ羊ヶ丘展望台と大倉山ジャンプ場で雪像を制作し、制作風景や作り方を随時オンライン配信する。大通公園などで行っているイルミネーションの点灯期間も雪まつりのオンライン開催に合わせて延長する。また、近所の公園や庭先で制作できるミニ雪像や雪の滑り台などの作り方動画を発信し、市民参加型で小さな雪まつりを体験できるよう促す。