クイーンズランド州政府観光局日本事務所によると、現地の環境保護団体シチズンズ・オブ・グレートバリアリーフが、2300キロにわたるグレートバリアリーフの健康状態を調査するプロジェクト「グレートリーフ・センサス」を実施し、世界のボランティアへ協力を呼びかけている。
シチズンズ・オブ・グレートバリアリーフは、グレートバリアリーフの150以上のリーフを訪れて調査を実施し、1万3000枚を超える画像を撮影。ボランティアに依頼するのは、ウェブサイトにアクセスしてリーフ画像を選択し、サンゴや砂といった要素に色を塗ってもらうこと。膨大な画像の分析から個々のリーフの健康状態を把握するねらいだ。同政府観光局は、「多くの人々が新型コロナで外出自粛を余儀なくされるなか、地球上のあらゆる場所で自宅から大規模な自然保護プロジェクトに参加できる機会を提供したい」と呼び掛けている。