欧州連合(EU)は、今夏のバケーションシーズンを控えて、域内を自由に移動できる共通証明書の発行を承認した。現在は、各国で異なる入国基準を適用しているため、旅行再開に向けて混乱が生じると懸念されていた。
AP通信によると、この証明書は、ワクチン接種の完了、検査よる陰性、感染から回復したことを証明するもの。「EU Digital COVID Certificate」のQRコードを含む証明書の発行は各国が行い、他国とのデータ共有は行われない。
有効期限は2021年7月1日から12ヶ月間。すでに、ブルガリア、クロアチア、チェコ、デンマーク、ドイツ、ギリシャ、ポーランドなどはこの仕組みを試験的に導入している。
EU域外からの入国については、日本を含めた8カ国が渡航規制解除国リストに追加されているが、入国要件については各国が決定する。