2021年9月30日、G7交通・保健合同大臣会合がオンライン形式で開催された。新型コロナの影響を受けた国際的な人の往来を安全に再開するため、G7が、往来再開に用いるワクチンの承認・接種証明書や交通乗務員の公正な扱いなどにおいて、情報共有を継続することなどで一致。「国際的な往来の安全で持続可能な再開のためのハイレベル原則」が採択された。
会合に出席した赤羽国交大臣は、「国際的な人の往来を安全に再開するためには、信頼された規格に基づいて発行されたデジタル証明書の相互運用性が確保されるよう、G7が今後も連携していく必要がある」と発言。国際民間航空機関(ICAO)や国際海事機関(IMO)と連携して、デジタル証明書の相互運用性を促進することなど、航空の回復に向けたICAOの取り組みに積極的に貢献していくとした。
議長声明には、海外旅行の回復に向けて共同で取り組み、G7の枠を超えて、運輸および保健当局間の情報と教訓を共有していくことや、EUデジタル証明やICAOのVDS基準など、国際的なソリューションや基準の相互運用の推進に向けて共同で取り組むことが盛り込まれた。