エイチ・アイ・エス(HIS)は、NFT(非代替性トークン)やメタバースなどのWeb3.0 領域への事業展開を見すえ、「Web3.0・バーチャルプロジェクト」を開始する。
NFTを通じて、旅行だけでなく、ゲーム、アート、ファッション、スポーツ、音楽などさまざまな分野と各地域の観光資源をかけ合わせることで、人が移動する目的に新たな価値を生み出す地域活性化を目指すほか、メタバースによるバーチャル体験の提供、教育、視察、MICEなどのビジネスへの活用を視野に入れる。また、新たな広告塔として、2D、3Dアバターを用いて配信活動するバーチャルライバーをオリジナルで作成し、HIS公式ライバーとしてさまざまなプラットフォームでの活用なども図る。
同社はグリーの100%子会社REALITYが提供するスマートフォン向けメタバース「REALITY World」内に、バーチャル支店として「HISトラベルワールド」を7月27日まで期間限定でオープン。これを皮切りに、今後はパートナー企業との協業を積極化したいとしている。