ANA、国内線と国際線の旅客システムを統合、国内線もアマデウスに、自社システムからアウトソースへ移行

ANAは、「国内線旅客サービスシステム」と「国際線旅客サービスシステム」を2025年度から 2026年度にかけてひとつのプラットフォームに統合する。自社保有の国内線旅客サービスシステムを、すでに国際線で導入しているアマデウス社の「Altea」に統合するもの。ANAは、これまで「座席販売管理」「航空券の予約/発券」「空港での搭乗手続き」などを行う「国内線旅客サービスシステム」と「国際旅客サービスシステム」を別々で運用してきた。

国内線と国際線の予約一元管理によって、ウェブサイトでの予約確認や各種サービスの申し込み、空港での乗り継ぎ手続きなどで顧客情報が連携される。また、運航イレギュラー時においても、ANAアプリ・メール・SNS などと連動した情報の提供を実現する。

さらに、ANA独自システムから世界で200以上のエアラインが利用する業界標準的なシステムへ移行することで、新たな技術による新サービスを短期間で導入することも可能になる。

このほか、国内線旅客サービスシステムをアウトソースすることで固定費化しているシステム費用を変動費化。国内線と国際線の予約・空港ハンドリングを統一し、教育・訓練の効率化など生産性のより高いサービス運営体制を構築する。

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