ダイナテック、宿泊予約システム「PayPay」事前決済を実装、クレカ持たない若年層の開拓も

ダイナテックはこのほど、宿泊予約システム「Direct In S4(ダイレクトインエスフォー:以下、S4)」で、キャッシュレス決済「PayPay」での事前決済を開始した。

PayPayは国内のスマホ決済市場において5500万人を超えるユーザー数を誇り、PayPayでの現地決済の利用の増加に伴い、事前決済で導入を希望する宿泊施設が増えていた。今回の追加により、事前決済は、従来のクレジットカードとPayPayに対応することになる。宿泊施設にとって、簡単にPayPay経済圏の顧客を取り込めるだけでなく、クレジットカードを持たない若い層の取り込みなど、新たな顧客獲得が期待できる。

ダイナテックでは宿泊施設が事前決済を備えることについて、ノーショーやキャンセル対策としての効果があると説明。また、PayPayでの事前決済は予約者にとっても、当日の精算が不要になる上、「あと払い」機能を使用する場合は翌月にまとめて支払うことができるなどのメリットがあるとしている。

なお、S4を提供するダイナテックは「PayPay」とともにZホールディングスのグループ企業であることから、今回のS4において標準機能での実装につながった。利用については、S4の契約だけでPayPayの初期費用や月額費用は必要ない。決済手数料も低水準のため、ローコストで運用できる。

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