電通のヘルスケア専門組織「電通ヘルスケアチーム」は、全国20~60代の男女計1万人を対象に、第17回「ウェルネス1万人調査」を実施した。それによると、「ウェルビーイング」(精神的・身体的・社会的に健康で幸福であること)の言葉の認知は、昨年の20.8%から25.4%に増加し、自分の「幸せ度」は男女共に60代が最も高いことがわかった。
一方、「常に健康を意識した生活をしている」人は、コロナ禍の2021年(37.1%)をピークに減少。今年は昨年の35.9%からさらに33.9%に下がった。
また、健康のためにかけている商品の1カ月あたりの金額は、昨年の1445円からで1331円に減少。健康のためにかけているサービスでは昨年の1045円から896円に減り、ともに過去5年間で最少なった。
このほか、スマホやヘルスケアデバイスで「食事内容の記録/管理」を続けることができている理由やモチベーションは、「自分の身体の健康のため」(52.8%)が最も高く、次いで「自分の心の健康、平穏のため」(25.8%)、「自分の美容のため」(22.3%)となった。