JTBの米国法人であるJTB USAは、欧州各国を中心に出張管理プラットフォームとサステナビリティ報告書を提供するGoodwings社(本社:デンマーク)に出資した。
同社の特徴は、企業のCO2排出量削減に焦点を当てた出張管理システムを、SaaS型で提供していること。出張の予約管理に加え、CO2排出量の計算と削減、ESG報告のためのデータ提供などの機能を有する。これを機に、JTBはグローバル市場で、戦略的なビジネストラベル事業の拡大を図る。
具体的にはGoodwingsが、JTBが2023年8月に立ち上げた中小のトラベルマネジメント会社(TMC)向けの「FlexConnect Global Affiliate Partner Program」に参画。JTBは、Goodwingsを同プログラムのメンバーとすることで、欧州のTMCとの連携を深めたい考え。企業に対する排出量開示要求が高まるなか、JTBでは、自社のシステムと Goodwings のシステムを連携し、Goodwingsが有する機能をJTBの顧客へのソリューションに活用していく予定だ。
なお、今回のJTBの出資は、投資ラウンドに複数の投資家とともに参加したもの。今年6月末に実施している。