日本政府観光局(JNTO)によると、2023年11月の日本人出国者数(推計値)は、2019年比37.5%減の102万7100人となった(2019年11月の実数は164万2333人)。2019年比では、コロナ後初めて3割減台にまで回復。この数カ月、停滞感のあった日本人出国者数だが、緩やかな回復をみせている。
航空データOAG社よると、2023年11月に国内主要6空港(成田、関空、羽田、福岡、名古屋、札幌)から出発した国際線は、便数は2019年比16.7%減の1万7338便(3487便減)、座席数は15.7%減の408万9080席(75万9394便減)。
空港別でみると、福岡空港は便数(18.7%増の1682便)、座席数(25.3%増の36万2376席)で、2019年同期を2割前後上回った。羽田空港も便数(19.9%増の4206便)は2割増、座席数(13.1%増の102万9530席)も2ケタ増で、好調な推移が続く。それ以外の主要空港は2019年レベルには達してはいないが、少しずつ戻ってきている状況。ただし、中部は便数、座席数とも2019年の5割未満での推移が続いている。
日本人出国者数の月次推移は以下のとおり。