【年頭所感】tripla(トリプラ)CEO 高橋和久氏 ―サービス重層化と海外展開を強化

tripla(トリプラ)の代表取締役CEOの高橋和久氏が、2024年を迎えるにあたって年頭所感を発表した。

高橋氏は、2024年の経営戦略としてサービスの重層化と海外展開を強化すると表明。サービス重層化の一環として、宿泊施設向けに広告を多言語で掲載する広告運用サービスの提供を強化するほか、2023年9月にインドネシアのホスピタリティIT企業であるBookandLink社の子会社化を発表したことにふれ、台湾、韓国に続きインドネシア市場への参入を加速すると意気込んだ。

また、ロイヤルカスタマーを形成することで、宿泊施設は事業運営が健全化し、逆境下でも強固な経営が可能となるとの考えを示した。2024年も引き続き、「お客様を自ら形成していくメカニズム」を強固に提供し、さまざまなサービスを開発するとしている。

発表された内容は以下のとおり。原文のまま掲載する。


年頭所感

謹んで新春のお祝いを申し上げます。

トリプラは2024年の経営戦略として、サービスの重層化と海外展開を掲げております。サービス重層化の一環として、公式サイト宿泊予約サービスである「tripla Book」において、より集客力を高めるために「tripla Boost」という広告運用代行サービスを2023年11月より開始しております。コロナ禍においては宿泊施設様が自ら広告掲載を行う機会が減少しておりましたが、アフターコロナ元年となった昨年からはインバウンド集客も含めた広告運用の需要が高まっており、より多くの宿泊者に直接的に広告を多言語で掲載することで集客増に寄与していきたいと考えております。

海外展開に関しては、2023年9月にインドネシアのホスピタリティIT企業であるBookandLink社の子会社化を発表しました。BookandLink社はインドネシアを中心にチャネルマネジャー事業を展開しているため、シナジーを高めた上で、今後はインドネシア市場にも積極的に参加していきます。既にトリプラは台湾及び韓国でもサービスを提供していますが、2024年はより積極的にAPACを中心とした海外展開を進めてまいります。

2024年のトリプラも昨年に引き続き、「お客様を自ら形成していくメカニズム」を強固に提供していくことを目指し、様々なサービスを開発していく所存です。ロイヤルカスタマーを形成することで宿泊施設様は事業運営が健全化し、逆境化でも強固な経営が可能となると考えております。そのためお客様の分析ができるプラットフォームの改善に特に力を入れ、どこでお客様が離脱しているかを明確化し、その離脱防止アクションをより多く取れるようサービスの拡充をはかってまいります。

本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

tripla株式会社

代表取締役CEO 高橋和久

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