京町家が宿泊施設と社宅の兼用物件に、京都市のモデル事業として、若い世代と住民の交流で地域活性化

京都市下京区の築100年を超えた京町家が宿泊施設兼社宅として改修・活用される。これは、京都市が進めている「京町家賃貸モデル事業」の第3号案件として公募したもの。改修される京町家は、長年、住居として貸家となっていたが、前居住者が退去して以降、数年間空き家となっており、建物の老朽化が進んでいる状況にあった。

改修される京町家は、隣地に建つ元宿泊施設を一体的に利用する計画。京町家の一部を事業協力者のNAZUNAの社宅とすることで、若い世代の従業員が地域住民となり、地域の活気ある担い手として門前町エリアを活性化していきたい考え。

改修中は、今回の宿泊施設のテーマ「大工・木材」を題材とした改修工事の進捗状況をSNSで発信するとともに、次世代の京町家の大工職人の育成を兼ねた改修工事を行いながら、SNSでの発信や見学会などもを企画する。

改修後は、周辺住民や入居者、宿泊客、関係者等の交流の場として完成披露イベントをはじめ、継続的に周辺住民や企業と連携したイベントを開催していく。

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