民泊エアビー、タビナカ体験の提供を再開へ、CEO「もっと手軽な価格に」、宿泊事業以外のサービスを拡大【外電】

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エアビーアンドビー(Airbnb)は、2024年第2四半期の営業実績を発表するとともに、「体験」の提供を再開することを明らかにした。同社は、2023年3月に新しい「体験」の登録を一時停止。2024年5月に各分野で活躍するホストが提供する特別な体験を提供するカテゴリー「アイコニック(Icons)」を立ち上げた後、品質管理の一環として何千もの「体験」リストを削除した。

同社の決算発表でブライアン・チェスキーCEOは、「我々は今後、コアビジネスである宿泊を超えてサービスを拡大する」と説明。また、「体験はもっと手頃な価格にし、Airbnbでしか見つけられないものにする必要がある。写真ではなく動画で紹介し、アプリでも見つけられるようにマーケティングする必要がある。これらを実行できれば、ヒット商品を生み出すことができると思う」と話した。

同社の第2四半期の収益は前年同期比11%増の27億5000万ドル(約3990億円)。純利益は5億5500万ドル(約805億円)で、純利益率は20%だった。また、調整後EBITDAは同9%増の8億9400万ドル(約1296億円)。さらに、宿泊の予約数は同9%増の1億2510万泊となった。

同社は、品質管理の一環として、2023年4月以降、ゲストの期待に応えられなかった20万軒の宿泊施設のリスティングを削除している。

イベントや休日での宿泊が伸びており、2024年7月4月の米国の独立記念日後の週末は北米で過去最高の1週間の収益を記録。また、オリンピックが開催されているパリの宿泊予約は、前年同期と比較して2倍以上に増加したという。

チェスキー氏は第3四半期の見通しについても言及。「記録的な夏の旅行シーズンを迎えることになるだろう」と期待感を表し、特に成長著しい南米地域とアジア太平洋地域では相対的に事業が拡大するとの見通しを示した。

このほか、今秋には、新たなホストサービスとして、共同ホスティングマーケットプレイスを開始することも明らかにした。

※ドル円換算は1ドル145円でトラベルボイス編集部が算出

※この記事は、世界的な旅行調査フォーカスライト社が運営する「フォーカスワイヤ(PhocusWire)」から届いた英文記事を、同社との正式提携に基づいて、トラベルボイス編集部が日本語翻訳・編集したものです。

オリジナル記事:AIRBNB FOCUSED ON “STRATEGIC PRIORITIES” AMID SOLID SECOND QUARTER


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