ブッキング・ドットコムは、アジア太平洋地域における複数世代での旅行についての最新調査「Gen.Voyage!」の結果を明らかにした。祖父母、両親、子ども、その他の親戚がレジャー・観光目的で一緒に旅行をする「複数世代での旅行」の最新動向について、日本を含むアジア太平洋11カ国・地域で実施したもの。
それによると、複数世代での家族旅行で最も人気が高かった旅行先は「東京」となった。また、「大阪」も5位に入った。また、関心が高いトレンド旅行先では「浦安」がトップとなった。
複数世代での旅行のメリットとして最も多かった回答は「愛する人との絆を深め、共通の思い出を作る機会を得ること」(47%)。「めったに会えない家族と一緒に過ごすこと」(39%)、「あらゆる年齢層向けの多様なアクティビティを楽しめること」(34%)が続いた。
一方、複数世代での旅行で全員が満足する旅行を計画することは簡単ではないが、複数世代での家族旅行を複雑にする要因として、「安全性や健康に関する懸念の高まり」(30%)、「興味対象の不一致」(30%)、「食事のニーズが多岐に渡ることの難しさ」(28%)などが挙げられた。
家族旅行の計画について、ミレニアル世代の48%が旅行手配時に計画を立てる中心の役割を担い、Z世代も47%が旅程計画に参加して好みに合わせたアレンジをしていることもわかった。一方、ベビーブーム世代は、23%が計画をほかの人に任せると回答した。
旅行日数については、大半の家族連れが4日間から6日間が最適と回答。予約するタイミングについては、約半数(51%)の旅行者が「旅行の当日まで1ヶ月を切った、直前での予約」について抵抗がないこともわかった。
旅行先の決定で最も重視していることは、「安全性とセキュリティ」(46%)。ついで、「料金の手頃さとコストパフォーマンス」(39%)、「全世代向きのアクセシビリティ」(30%)の順。
このほか、42%が移動距離の短い国内旅行を好み、海外旅行希望者も39%と国内旅行とほぼ同数となった。