JALとNEC、搭乗客の機内持ち込み手荷物のサイズを「AI」で事前解析、機内収納棚スペース過積載での出発遅延を防ぐ

JALとNECは、AIを活用して搭乗口で機内持ち込み手荷物の個数と種類を自動解析する「NEC Baggage Counting Solution(NECバゲージ・カウンティング・ソリューション)」の実証実験を実施した。

実証実験では、搭乗口に設置されたカメラで撮影された映像に対して、AIを活用して、搭乗者が持つ機内持ち込み手荷物を検知。あらかじめ登録された種別に沿って機内持ち込み手荷物を分類し、検出された手荷物が機内の手荷物収納棚を占有するスペースをリアルタイムで推定し、推定積載量があらかじめ設定した閾値に達したらアラートを出した。

このソリューションを活用することで、機内の持ち込み手荷物の占有状況やアラート発生頻度などのデータを収集・分析。その結果、データに基づいて、手荷物の収納や貨物室への再搭載による出発遅延を防ぐための対策を講じることが可能となる。

JALは、実証実験の結果を踏まえて、運用方法を検討したのち、このソリューションを導入する予定。定時性の向上とスムーズな搭乗の実現を目指す。

報道資料より

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