名古屋マリオットアソシアホテルは、「デジタルヒューマンによる観光コンシェルジュ」および「ARグラスを活用した観光情報発信」の実証実験を開始した。
声合成技術や言語生成AIなどの技術を統合するデジタルヒューマンは、NTTコミュニケーションズとNTTコノキューが東映と共同で、開発を進めている。
この実証は、経済産業省中部経済産業局、ジェイアール東海ホテルズ、NTTコミュニケーションズ、NTTコノキュー、日本交通公社が共同で実施。訪日外国人旅行者の中部地域における域内滞在・消費を促進するために、中部地域の伝統工芸品・地域資源などの魅力を発信する有効なプロモーション方法を検証する。
「デジタルヒューマンによる観光コンシェルジュ」では、名古屋マリオットアソシアホテル15階のホテルマネージャーデスクで、デジタルヒューマンが訪日外国人旅行者と英語で対話しながら観光案内を行う。
また、会話の中でデジタルヒューマンが訪日外国人旅行者の趣味・嗜好を汲み取ることで最適な日程表・観光スポットを提案。提案内容を訪日外国人旅行者がQRコードで読み取れるようする。
「ARグラスを活用した観光情報発信」では、同じく15階のホテルマネージャーデスクで、ホテル滞在者に対して、スマホ接続型ARグラスで中部地域の伝統工芸品・地域資源を体感できるサービスを提供する。このツールは、NTTコノキューが開発するもの。