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全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会青年部(全旅連青年部)は、24時間稼働し各種インフラが整う宿泊施設の特性を活かし、緊急時に頼れる役割を果たす「地域見守りの宿」制度を全国展開すると発表した。地域の安心安全を確保するとともに、取り組みを通じて宿泊産業の地位向上を図る。
緊急時のトイレ貸し出し、連絡手段を失ったインバウンド旅行者への一時的なWi-Fi利用サポート、警察との連携、困っている人への声かけなどに対応。登録施設には「地域見守りの宿」ステッカーを配布し、玄関先など見やすい場所への掲示を推奨する。警察庁を通じた各都道府県警察への事業周知、地域組合から警察への協力依頼なども実施する。
全国展開をスタートするとともに、全国の宿泊施設へ参加を呼びかける。緊急時に頼れる「旅の駆け込み寺」として、女性の一人歩きや子どもを狙う犯罪の抑止力となり、インバウンド旅行者やバリアフリーを必要とする旅行者が緊急時に頼れる環境を作り、地域に根差した安心・安全な宿泊施設を全国に広げたい考えだ。