貸切バスのタイムシェア、横浜・川崎エリアでサービス開始、最短30分から10分単位で利用可能に

貸切バスのタイムシェアサービス「NORI・NORI」は、横浜・川崎エリアで本格展開を開始する。2025年3月から、事前予約を受けている事業者、保育園やこども園向けに定期運行をスタート。4月以降の一般の予約受付も開始した。

「NORI・NORI」は、貸切バスを最短30分から10分単位で柔軟に利用できる新しい移動手段。大人数の短距離・短時間移動に適した選択肢を提供している。「横浜ビジネスグランプリ2025」では、「スタートアップ賞」を受賞した。

近年、保育園、こども園、幼稚園での課外活動や習い事連携が活発化する一方で、送迎の手配が大きな課題となっており、さらにドライバー不足も深刻化。一般的な貸切バスでは、安全確保のため、最低3時間の走行時間に加え、出庫前後にそれぞれ1時間の点検時間を取るよう定められているため、30分の短時間利用でも最低5時間分の時間制料金が発生するという課題があるという。

「NORI・NORI」では、出庫前後の点検時間も含めて同社がバスを一括管理し、安全管理を徹底しながら、利用者間でのタイムシェアを実現する仕組みを構築。これによって、利用者は実際の利用時間に見合った価格で柔軟に貸切バスを利用できるようになった。

今後は、幼稚園や習い事事業者向けのスクールバス運行、企業の従業員送迎、クラブ活動などの一般利用者向けのサービスを拡大。また、2025年中には横浜市の隣接市町村へサービス提供エリアを拡大していく。

報道資料より