宿泊者からの募金で「地域固有の価値」を守る取り組み、全旅連青年部が開始へ、まずは5施設で

全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会青年部(全旅連青年部)は、地域社会の持続可能性を高める取り組みとして「“宿”サステナブルアクション」を2025年3月中旬から開始する。

この取り組みでは、宿泊料金とは別に、宿泊客から寄付金を募り、日本各地の「地域固有の価値」の維持・保全などに充てることで、地域社会の持続可能性を高めていく。

具体的な運用形態は2つ。参画する宿泊施設が宿泊客から寄付金を募り、宿泊施設のある地域社会の持続可能性の向上に充てる独自事業型と、集まった寄付金を一旦全旅連に集約し、そのうえで独自事業型の取り組みに平等に分配する全旅連型(募金箱)を想定する。

まずは、北こぶし知床Hotel&Resort(北海道斜里郡斜里町ウトロ)、大川荘 (福島県会津若松市)、京都 嵐山温泉 渡月亭 (京都府京都市西京区嵐山)、有馬山叢 御所別墅(兵庫県神戸市北区有馬町)、高千穂 離れの宿 神隠れ (宮崎県西臼杵郡高千穂町)の5施設で試験的に実施する。

その後、試験実施を踏まえて、8月をめどに全国各地の施設での本格実施を目指す。

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