日本航空(JL)の2013年3月期第3四半期(2012年4月1日~12月31日)の連結業績は、売上高が前年3.6%増の9420億円、営業利益が2.2%減の1581億円、経常利益が1.2%減の1542億円で、純利益は3.7%減の1406億円となった。
海外景気の下揺れやデフレの影響、尖閣・竹島問題などがあったが、国際線の欧米、東南アジアへの渡航需要の好調に推移。また、年末年始に設定した国内線の需要喚起型運賃が好調で、売り上げ増加につながったという。
通期については国際線のボーイングB787型機の運航停止といった懸念があるが、欧米、東南アジア方面が引き続き好調に推移。また、各種新サービスの実施による増収効果も見込み、増収を予想。一方で、営業費用はコスト削減効果でさらに減少を見込むことから、通期連結業績予想については、売上高1兆2280億円(前回予想:1兆2150億円)、営業利益1860億円(同:1650億円)、経常利益1770億円(同:1550億円)、純利益1630億円(同:1400億円)に上方修正した。