デルタ航空(DL)は2013年3月の輸送および財務実績を発表した。それによると、大西洋および中南米路線での好業績により、旅客単価収益(PRASM)は前年同月から2.0%増加。これにより、円安による太平洋路線の(ドル建て)売上高の低下は一部相殺された。3月の実績は予測値を下回ったが、DLではこの要因について、米国の歳出削減による航空交通への影響を懸念した間際予約の低下、高イールドによる予測を下回る需要、新しいレベニューマネージメントシステム初動に伴う一時的な効率低下と説明している。
一方、輸送実績では、幹線のコンプリーションファクター(運航完了達成率)は99.3%、定時到着率は84.9%、日本発着路線を含む太平洋路線の有償旅客マイルは前年度月比で3.8%の増加、座席利用率は2.7ポイント増の84.9%だった。