2012年度の主要旅行業者取扱(1)-総取扱額は5.1%増、第1四半期が牽引

観光庁が発表した2012年度(2012年4月~2013年3月)の主要旅行業者旅行取扱状況年度総計(速報)によると、主要58社の総取扱額は前年比5.1%増の6兆3457億2224万円となった。海外旅行が5.3%増の2兆3419、万6100万円、国内旅行が4.5%増の3兆9374万1062万円、外国人旅行が44.8%増の663兆5061万円で、いずれも前年を上回った。

伸び率を四半期別でみると、第1四半期(4月~6月)は前年の反動もあり24.0%増と2ケタ増となったが、第2四半期(7月~9月)は2.3%増と緩やかな伸びに変化。第3四半期(10月~12月)は1.1%減、第4四半期(1月~3月)は0.1%減と前年をわずかだが前年を下回る推移となり、第1四半期の伸びで年度の前年比がプラスを維持する結果となった。この傾向は海外旅行、国内旅行でも同様。外国人旅行は通年で前年を上回っているが、下期の伸び率は上期に比べて小幅となっている。

総取扱額の上位3位は、ジェイティービー(4.0%増の9081億6470万円)、阪急交通社(12.0%増の3874億1422万円)、日本旅行(4.5%増位の3869億9221万円)。次いで、エイチ・アイ・エス(HIS)(6.5%増の3783億9955万円)、近畿日本ツーリスト(KNT)(1.2%増の3277億8453万円)、楽天トラベル(11.9%増の3274億7327万円)と続く。

このほか、JTBグループ14社合計では7.1%増の1兆4466億9376万円、近畿日本ツーリストと近畿日本ツーリスト個人旅行の合算では、0.01%減の4247億3792万円となった。

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