エイチ・アイ・エス(HIS)が実施した「シニアの趣味旅」に関する意識調査によると、趣味をきっかけに旅をしたことがある人は回答者の約50%となった(国内旅行が38%、海外旅行が12%)。そのうち94%が趣味の旅に「満足している」と回答。「いろんな地域に音楽仲間が増え、物見遊山もできる」など、旅先での趣味を通した交流に積極的な姿も垣間見えた。
性年代別でみると、海外旅行の経験者のうち、趣味がきっかけで旅行に行ったことがある人は60代女性が平均の2倍以上となる28%と最も多かった。一緒に行きたい相手については、全体の回答では家族(59%)、趣味友達(39%)が多いところ、女性65歳~69歳は趣味友達が約60%となり、身内よりも趣味で通じた友人と旅行を楽しむ傾向が強いようだ。
趣味の旅でやってみたいことは、男性が写真撮影(32%)、女性が美術館めぐり(31%)が1位で、芸術関係の趣味が多い。また、デスティネーションではヨーロッパが75%と圧倒的で、リゾート地や近距離アジア方面よりも芸術文化が豊かなイメージの場所の人気が高かった。
同調査は2013年9月20日~23日まで、HIS.が配信するアクティブシニア向けウェブマガジン“大人の趣味旅Magazine”読者の55歳~69歳の男女1000名を対象に実施したもの。