ペガサスソリューションズは、同社を介した世界のホテル予約の水準が堅調な成長を見せているというレポートを発表した。このレポートは、同社の年間160億ドル以上、約10万の同社ホテル顧客の取引きデータから算出されたもの。2013年10月、世界のホテル予約数は、ビジネス、レジャーともに堅調に推移、宿泊料金は前年比から上昇する結果となった。
ペガサスソリューションズによると、2013年10月のGDS経由のグローバル企業によるビジネス旅行のホテル予約数は前年同期と同等レベル、宿泊料は+0.5%上昇した。この時期は、アメリカ政府機関の閉鎖で米経済に一部混乱があったにもかかわらず上昇をみせており、同社は2013年度のビジネス旅行者の宿泊料は2012年度超の+0.6%になると見込んでいる。また、宿泊料金は2013年12月にさらに上昇、2014年には前年比で+3%になると予測している。
一方、2013年10月のレジャー旅行者の予約数は、2012年比で-1.3%となっているものの年初来累計で+1.7%で推移。宿泊料金は、前年同月比で+2.3%、年初来の前年比+2.7%の推移だという。こうした数値は、12月のホリデーシーズンを控えたオフシーズンの推移で、同社は2013年度のホテル予約水準が「成長」となるものと見込んでいる。
なお、リーマンショック前の2007年10月同社水準と比較すると、レジャーの予約数は+25.1%であるものの宿泊料金は-15.7%。宿泊料金では、さらなる伸びが期待される。