久保観光庁長官、1000万人達成は予断許さず、韓国減少分のカバーがカギに

観光庁によると、観光庁長官の久保成人氏は2013年11月20日に開催された記者会見で、2013年の訪日旅行者数について、「1000万人の目標達成は予断を許さない状況」との認識を示した。10月の訪日旅行者数は31.5%増の92万2000人、10月までの累計が866万人で過去最高となった2010年の861万人を超えた。しかし、全体の4分の1を占める韓国が5.9%減と今年初めてのマイナス推移となり、現地事務所からは11月以降の見通しも厳しいという報告があるという。

そのため、韓国に対しては食の安全に関するわかりやすい情報発信の強化を継続して行なっていくほか、1000万人達成に向けて韓国の減少分を他市場からカバーしていく方針。韓国以外では、円高是正による割安感の浸透と訪日プロモーションの効果が功を奏し、特に7月のビザ緩和によるアジア地域・アセアン諸国が好調に推移。中国についても回復基調が見られるとしており、年末まで目標に向けた最大限の努力を行なう考えを示した。


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