東京商工リサーチによると、福岡でリージョナルLCCの運航を目指していた株式会社リンクが、事後処理を弁護士に一任した。負債総額は社債を中心に約9億円で、破産の方向で検討しているとみられる。
リンクは2012年4月に資本金4億6000万円で設立。ベンチャーキャピタルが社債を引き受け、合計約9億6000万円を調達した。2013年7月には国土交通省に航空運送事業許可を申請し、日本で初めてとなるリージョナルLCCとして福岡と北九州を拠点とする宮崎線、松山線の4路線を計画。2016年春の就航を予定していた。しかし、就航時までに必要な資金約22億円を調達できなかったという。