キャセイパシフィック航空(CX)グループの2013年度(2013年1月~12月)通期決算で、総売上高は前年比1.1%増の1004億8400万香港ドルとなり、純利益が203.9%増の26億2000万香港ドルとなった。
旅客事業が堅調に推移したほか、2012年に講じた航空燃料価格対策が奏功した。旅客部門の売上高は2.4%増の718億2600万香港ドル。座席占有率は2.1ポイント増の82.2%に上昇し、平均旅客単価も1.8%増の68.5香港セント(1人を1キロあたりの輸送に対する平均収入)となった。方面別では長距離が好調だった。
なお、キャセイパシフィック航空では今後もネットワークを拡大する方針。2014年3月にはニューアーク線、ドーハ線のデイリー運航を開始する。また、ロサンゼルス線、シカゴ線では夏期スケジュールから増便する予定だ。