2014年5月15日、都内でタイのウタイタニー県を舞台に女優・モデルの紺野ゆりさんが出演するショートフィルム「Destiny Diary」の上映会が行われた。あわせて、タイ現地から同県知事や観光責任者が来日。現地の魅力などについて、トークセッションが行われた(写真は左から出演の紺野さん、タイ国政府観光庁東アジア局長、ウタイタニー県副知事)。
この作品は、バンコクから北へ220 kmほどのウタイタニー県で、ふとした事故で記憶を無くした主人公の日本人ライターが、大切な人が残したダイアリーを元に記憶を取り戻す旅にでるというストーリー。作品に出てくる市街地がとてもほのぼのとして、“ローカルに触れるスロートラベル”の風情を醸している。また、ここは、世界自然遺産でもあるファイ・カ・ケーン野生生物保護区もあって、自然の豊かさも描かれている。
上映会に先立って行われたトークセッションでは、ウタイタニー県副知事ブンロート・プロムチラチョート氏やタイ国政府観光庁東アジア局長スリスダー・ワナピンヨーサック氏、出演の紺野ゆりさんらが現地の魅力を語った。
副知事は「ウタイタニー県は、世界遺産でもある自然に、文化、歴史も揃い、川沿いの人々との触れ合いも経験できるような場所。ショートフィルムを通じてその魅力を発信したい」と語り、タイ国政府観光庁東アジア局長は「昨年、タイには日本から153万人が訪れ、対前年で約12%増の過去最高の数字でした。タイにさらに来ていただくために、初めての方々にはバンコク、プーケット、チェンマイといった有名な観光地での新しい発見や体験を、またリピーターの方には、そこから以遠のエリアに足を延ばしてもらえるようアピールをしていきます。ホスピタリティにあふれるタイのローカルライフに触れるスロートラベルの魅力を知っていただくきっかけになれば」と今回のショートフィルムについて述べた。
「 Destiny Diary」(上映時間43分)は、You Tubeへのアップなどを通じてWEBメディアへのプロモーションに使っていく予定だ。
【YouTube動画】タイは本当に微笑みの国だった
- 文/小野アムスデン道子