エイビーロード・リサーチ・センターは「エイビーロード海外旅行調査2014」で、調査結果に基づく2013年の海外旅行の満足度や今後行きたい渡航先のランキングを発表した。2013年の渡航先では、1位が韓国となりトップを維持。ただし、渡航割合は15.4%で前年も減少した20.3%からさらに5ポイントダウンとなり、2割を切ったなかでの回答結果だ(各種ランキングは下段で紹介)。
2位はハワイ(オアフ島)(12.7%)と台湾(12.8%)でほぼ同率ランクイン。また、中国は4.4%で2012年から半減。香港・マカオ(香港とマカオの合算)も5.7%で前年より1.8ポイント減少するなど、東アジア情勢の影響が見て取れる。
伸びた方面はヨーロッパ、東南アジア、中南米・カリブ海。中距離と遠距離は微増となったが、近距離が42.2%(6.8ポイント減)と大きく縮小した。
2013年に行った最後の海外旅行で満足度で見るランキングでは、1位が前年の7位から順位を上げ、東ヨーロッパ諸国がランクイン。2位のその他西ヨーロッパ諸国、7位にイギリス、9位にスペインなどもランクを上げており、全般的にヨーロッパの評価が高かった。自由回答では、東ヨーロッパ諸国では、地下鉄やバス、トラムがきれいで危険は感じなかったこと、プラハのアンティークショップや絵本のショップの充実度などを評価するコメントが載せられていた。
■2013年の最後の旅行 総合満足度トップ20
また、今後行きたい渡航先ランキングでは、1位イタリア、2位フランスが前年と変わらずにランクイン。3位はスペインでヨーロッパが席巻した。イタリア人気は未婚の男女、既婚者(子供あり、なし)のそれぞれで1位となり、強さを見せつけた。
■今後行きたい渡航先トップ10
同調査は、2013年に海外旅行に出かけた関東、関西、東海地域の18歳以上の男女を本調査の対象とし、スクリーニング調査も実施。調査時期は2014年3月で、スクリーニング調査では5万9811件を回収。本調査の調査集計数は4936人。