総務省の2013年の家計調査年報(家計収支編)で、旅行関連の一世帯当たりの支出金額(総世帯)が前年に比べて増加している。このうち、パック旅行費は前年比6.3%増の4万6844円。国内パック旅行費が5.7%増の2万9262円、外国パック旅行費が7.2%増の1万7852円と大きく増加した。購入頻度は100世帯当たり、国内パック旅行が120(前年:121)、外国パック旅行が9(同:8)だった。
2013年の全消費支出が名目で1.6%増、実質で1.1%増と2007年以来の増加幅になったが、総務省はこの要因の一つに、外食を含む食料や自動車購入を含む交通・通信などとともに、パック旅行費を含む教養娯楽費の支出増加をあげている。
このほか、宿泊料は10.4%増の1万8803円。航空運賃は7.0%増の6725円となった。パック旅行を含む旅行関連の消費支出はリーマンショック後の2009年以降で最も高い金額となったが、2008年以前のレベルには戻っていない。
(トラベルボイス編集部)