アサツーデイ・ケイの調査によると、日常生活における“幸せ度合”が高かったのは、60代シニアであることが判明した。調査対象の12歳~69歳の男女に幸福度を10点満点で採点してもらったスコアを算出したもの。
年代が高いほど幸福度が高く、一番低い年齢層は20代。性別では女性が6.33点、男性が5.77点で、女性の方が幸せ度合が高い。性年齢別では60代女性が6.89点と最高点。次いで10代女性が6.56点、60代男性が6.55点となり、最も低いのは20代男性の5.39点となった。
また、60代の幸せの感じ方に影響を与えるものとして普段の趣味やスポーツなどの活動状況を見ると、幸福度が7点以上の「幸せ度合が高い」人の活動は「1泊以上の国内旅行」(男性46.1%、女性58.5%)を筆頭に、「散歩・散策・ウォーキング」(男性48.8%、女性49.4%)、「日帰りの国内旅行」(男性34.5%、女性47.4%)、「海外旅行」(男性24.6%、女性37.4%)など、活発な趣味活動が多かった。
なかでも60代女性の活動で男性を大きく上回るものには「旅行(国内・海外)」や「園芸・ガーデニング」、「食べ歩き」、「ライブ・コンサートの観賞」、「美術館・博物館めぐり」、「温泉巡り」など外出を伴うものが多く、アサツーデイ・ケイでは、現在は「女房元気で留守がいい」といえる現象が起こっていると指摘する。
なお、60代の「幸せ」のよりどころを男女別にみると、男性は幸福度が高い人は1位が「配偶者」(68.3%)で2位の「健康や体力」(49.8%)と大きな差があるのに対し、60代女性は1位が「子ども」(59.1%)、2位が「配偶者」(58.2%)、3位が「健康や体力」(51.5%)、4位が「趣味や特技」(41.5%)などと、数値が高い項目の幅が広い。アサツーデイ・ケイでは、男性の幸福度は「妻が頼り」であるのに対し、60代女性は集中と分散に分かれており、幸せを維持するためのリスクヘッジと捉えることができるとしている。
(トラベルボイス編集部)