ANA、タイ・バンコクにパイロット訓練会社を設立、LCCノックエアなどと

ANAグループは昨年8月、米国マイアミに拠点を置くPan Am Holdings, Inc.(米国Pan Am社)の株式を100%取得し、操縦士訓練事業を本格的に展開してきた。この度、米国Pan Am社のノウハウを活用し、タイのバンコクにジョイントベンチャー形式で操縦士訓練会社「Pan Am International Flight Training Center(Pan Am Thailand)」を設立する。

アジア・太平洋地域は経済発展と共に航空市場も急速に拡大しており、2030年には現在の4.5倍にあたる約23万人の操縦士が必要と推計されている※。こうした市場環境を踏まえ、ドンムアン空港を主基地とし、タイ国際航空系列のノックエア(NOK AIR)ならびに航空学科を設立したタイのAssumption Universityとのジョイントベンチャーによる操縦士訓練会社を立ち上げる。

Pan Am Thailandは9月中旬より事業を開始し、当初はA320型機のシミュレーター(写真)1台から事業をスタート。その後は順次拡大を図り、2015年にA320型機2台とB737NG型機2台のシミュレーターによる事業展開を計画している。

※出典:ICAO「Global and Regional 20-year Forecasts」

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