ホテルズドットコム(Hotels.com)は、各国の旅行者が支払った宿泊料金の国別ランキングを公表した。世界主要都市のホテル宿泊料金の定期調査「Hotel Price Index(HPI)」の2014年上半期の結果をまとめたもの。
これによると日本は海外旅行での宿泊料金は平均1万7722円で、世界で5番目に高い。アジアに限ると1位で、2位の中国は1万7337円(世界9位)、3位のインドは1万6319円(世界15位)だった。
国内旅行における宿泊料金では、日本は1万1551円で32カ国中24位。アジアではシンガポールの1万7889円、韓国の1万4777円、香港の1万4655円よりも低い結果となった。また、海外旅行の宿泊料金トップ2のスイス、ノルウェーをはじめ、シンガポール、デンマーク、香港は海外旅行よりも国内旅行が高い結果となった。
ホテルズドットコムでは、「海外旅行に高い期待を抱く日本人にとっては国内旅行よりも海外旅行に費用をかけることはある意味当然のことかもしれない」との認識を示す一方で、シンガポールで使われる造語「ステイケーション(Stay+Vacation)」を引き合いに、自国での宿泊によるリラックス感や贅沢間に意義を求めるトレンドがあることも紹介した。
(トラベルボイス編集部)