観光庁は、訪日外国人消費動向調査で2014年1月~12月の年間値速報を発表した。それによると、2014年1年間での訪日外国人の消費総額が前年比43.3%増の2兆305億円(推計)。一人当たりの旅行消費額では、前年の13万6693円から10.7%増となる15万1374円(推計)となり、どちらも過去最高額という結果となった。 *右図は観光庁報道資料より。クリックで拡大。
国籍・地域別では、旅行消費総額で中国が対前年2倍を超える102.4%となる約5600億円に。全体に占める構成比は27.5%と、4分の1以上を占める結果となった。また、タイが約7割増、台湾・マレーシアが約4割増など大幅な増加をみせた。
一人当たりの旅行支出額でトップとなったのは、ベトナムの23万7814円。ベトナムは、インドネシア、フィリピンとともに2014年調査から対象に追加された。続いて、中国が23万1753円、オーストラリアが22万7927万円と続いた。詳細は以下の通り。
また、費目別に旅行消費額をみると、2014年は「買い物代」が7142億円(構成比35.2%)で首位となった。続いて、「宿泊費」は6093億円(構成比30%)、「飲食代」が4307億円(構成比21.2%)と続いた。なお、昨年は、買い物代が構成比32.7%で2位、1位は宿泊費(構成比33.6%)だった。
(トラベルボイス編集部)