世界16都市での和食経験、台北・香港・ソウルではアジア平均の2倍以上 ―博報堂

博報堂は、アジア14都市およびアメリカとブラジルにおける日本の食文化に関する経験度に関する調査結果を発表した。それによると、食べたことがある和食メニューの1位は「寿司」(60.8%)で、2位は「ラーメン」(41.9%)、3位「てんぷら」(41.2%)で、特に台北・香港・ソウルでは平均の2倍以上が和食経験者だった。

今回の調査は、和食の17メニュー、アルコール飲料7種などについて各国の飲食経験などを調べたもの。

和食について内訳をみると、17メニュー全体について2割以上の人が「食べたことがある」と回答。特に台北(1501.2ポイント)、香港(1429.6ポイント)、ソウル(1383.2ポイント)で該当者数が圧倒的に多く、アジア14都市の平均(537.7ポイント)の2倍以上、ニューヨークの4倍以上。次いで、シンガポールやフィリピンのメトロマニラでの人気も明らかになった。

「食べたことがある和食」についての調査結果は以下のとおり。

博報堂:報道資料より
博報堂:報道資料より

また、アルコール飲料の経験状況では、飲酒者のうち直近3カ月以内に「日本酒」を飲んだ経験がある人は、香港が最多で46.6%、2位のソウル(39.6%)とともに4割を占めた。アルコール飲料全体でみると「日本酒」を飲んだ人12.5%にとどまっており、香港(46.6%)とソウル(39.6%)による日本酒経験者が大きく底上げを行う構図となった。国別の日本酒経験状況は以下のとおり。

博報堂:報道資料より

この調査は、アジア14都市(香港、台北、ソウル、上海、北京、広州、シンガポール、クアラルンプール、バンコク、メトロマニラ、ジャカルタ、ホーチミンシティ、デリー、ムンバイ)およびニューヨークとサンパウロで2014年5月下旬から9月上旬に実施したもの。対象は15歳から54歳までの男女で、サンプル数は1万1687名。

(トラベルボイス編集部)

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