リクルートライフスタイルの美容関連クーポンマガジン「HOT PEPPER Beauty(ホットペッパービューティー)」のアンケート調査で、訪日旅行者の約半数が何らかの美容関連サロンを訪れていることが明らかになった。
具体的には「ホテルスパ」に行った人が26.7%と最も多く、次いで「リラクゼーション(マッサージ)サロン」が23.5%と、リラクゼーション関連が人気だ。3位は「ヘアサロン」(17.2%)で、女性に限ると「ネイルサロン」(16.0%)もヘアサロンと同じくらい利用されている。サロン経験者90.6%が「非常に満足」「満足」と回答しており、技術力や衛生面、価格体系のわかりやすさ、高級感などへの評価が高い。
市場別ではタイ、米国、香港、中国の利用率が高く、ホットペッパービューティーでは今後の訪日旅行において、モノだけではなく、日本の美容サービス「インバウンド美容」消費への注目を促している。
特にネイルサービスについては、1本から体験しやすい気軽さがある上、他国と比べて日本のネイルサービスは細かいデザインや甘皮の手入れなどネイルケアも充実しているという特徴がある。アンケートでも、「細かい絵」や「ラインストーン」「立体的なアート」などへの興味が強く、ドラえもんやハローキティなど「アニメなどのキャラクター」への希望も5番目に多かった。このことからホットペッパービューティーでは、訪日客に向けた日本ならではの美容サービスとして注目すべきとしている。
調査は2014年8月25日~9月3日まで、過去1年に日本を旅行したことがある訪日外国人旅行者上位6か国・地域(台湾、韓国、中国、米国、タイ)の20~59歳の男女600人。
(トラベルボイス編集部)