京都文化交流コンベンションビューローの「2015年1月外国人客宿泊状況調査」によると、調査対象の市内の宿泊施設では外国人利用割合は23.5%(前年20.3%)となり、10か月連続で前年を上回った。集計ホテルは25件で全体の稼働率は、改装中の部屋を除き69.9%。前年より0.6%増加した。
外国人宿泊部屋数の構成比を国・地域別でみると、1位は引き続き台湾(21.9%)だが、前年の25.0%より縮小。2位の中国(15.5%)が13.1%から拡大した。3位の豪州は13.1%で前年とほぼ同じだが、通年の7%より需要が高い。また、豪州は日本全体の宿泊割合では4%でもあることから、京都文化交流コンベンションビューローではこの傾向について、1月に人気が高まる北海道や長野へのスキー後の観光として、京都を訪れている可能性を指摘した。また、韓国が2013年4月以降で、客室数・人数ともに最高値を記録した。
エリア別でみると、東アジア(49.0%)が前年の46.5%から拡大。2位のオセアニア(13.7%)とあわせて6割を超えた。それ以外のエリアは2014年4月以降で最小値となっている。
なお、2014年4月からの年度累計では外国人利用割合が30.0%となり、前年よりも5%拡大している。