「楽天トラベル」は、2015年のゴールデンウィーク期間(2015年4月29日~5月6日)の海外旅行予約状況を発表した。それによると、海外での宿泊人泊数は昨年と比較して6.6%増で、方面別の人気1位は台湾、2位はグアム、3位は韓国だった。また、昨年と比較した「人気上昇度」の1位はベトナムで前年の2.6倍(160%増)、2位は香港で7割増、3位台湾は3割増だった。
同社では、ベトナムが前年比2.6倍の大幅増となった要因として、直行便が増えたことに加え、現地における交通の便や治安の良さが日本人に好まれると分析。また、世界遺産があるホイアンやダナンは日本人に人気が高く、さらに高級宿泊施設が多数開設されている点も好まれたとしている。
ほかには「近場」の旅行先として人気の高い香港は、直行便の増加に加えて燃油価格の下落により料金が低下。特に若い女性による「女子旅」に人気を得た。さらに台湾も、治安の良さや料金が比較的安い宿泊施設が多い点が好要因であり、2泊3日で観光地「九份」に行くツアーは「週末のプチ贅沢」を味わえるものとして予約数を集めたとしている。
伸び率トップ5は以下のとおり。
▼方面別 宿泊予約数(人泊数)前年同期比ランキング
- 1位 ベトナム(160.0増)
- 2位 香港(69.7%増)
- 3位 台湾(34.8%増)
- 4位 米国(28.4%増)
- 5位 中国(10.6%増)
今回の調査は、海外ホテル(単品、パッケージ)を予約した人泊数をもとに前年比を算出したもの。2015年3月8日時点での数字となっている。