国土交通省は2015年3月24日に発生した、バルセロナ発デュッセルドルフ行きのジャーマンウィングス9525便の墜落事故に関連し、4月28日に本邦航空会社に対して安全対策の指示を行なった。
指示の内容は、(1)強化型乗組員室ドアを装備した航空機では操縦室に乗務員を常時2名以上配置すること、(2)具体的な操縦室の入退室の手順等を定めるとともに、関係職員への必要な教育・周知を徹底すること、の2点。
同事故については現在、フランスの事故調査当局が原因調査をしているところ。これまでの発表で指摘されている、副操縦士の操縦室内での閉じこもり及び意図的な降下操縦の可能性を踏まえ、暫定的な措置として行なった。最終的な再発防止策は、事故の詳細な事実関係が明らかになった段階で再検討するとしている。