国土交通省は、2015年7月1日より国内6か所の運輸局に「観光部」と「交通政策部」を設置する。今後は両部と各地域の事業者・関係者との連携のもと、各エリアの公共交通の活性化や観光立国の実現に取り組んでいくことになる。 ※画像は両部開設に関する周知リーフレットより
観光部の概要
「観光部」は、2015年6月の観光立国推進閣僚会議で決定した「観光立国実現に向けたアクション・プログラム2015」に基づいて、クオリティのよい観光立国の実現や地方創生や観光ビジネスの国内基幹産業化を目指す。
主な業務としては、「2000万人の外国人旅行者を受け入れるための環境整備の促進」「広域観光周遊ルートの形成・発信」「観光旅行消費の一層の拡大に向けた免税店の増加と観光関連産業の拡大」が掲げられている。
交通政策部の概要
「交通政策部」は、2013年に政府により制定された交通政策基本法に基づいて閣議決定された交通政策基本計画の推進と実施を目指すもの。
「交通政策基本計画の地域的課題について、着実な施策の実施を推進」「まちづくり施策と連携した地域公共交通網の再構築等」「社会経済の変化に対応した地域物流の課題解決」の3業務がメインとなる。