日本政府観光局(JNTO)は、参加者5000名以上の大型医療系国際会議の誘致が成功したことを発表した。
対象案件は、2019年10月に開催予定の「国際義肢装具協会(ISPO)世界大会」。世界70か国から3000名、国内から2000名の参加が見込まれている。主催者の国際技師装具協会日本支部と日本政府、開催都市・神戸などの自治体の関係者が団結し、国をあげた誘致活動だったという。
JNTOでは観光庁と連携し、内閣総理大臣をはじめ、厚生労働省や国土交通省など所管大臣名による招請状を発出。MICEアンバサダーである、兵庫県立リハビリテーション中央病院ロボットリハビリテーションセンター長で、県立福祉のまちづくり研究所長の陳隆明氏による誘致活動も支援した。
これにより、1989年に神戸で開催された世界大会以降、30年ぶりに再び神戸での開催が決定。2020年の東京オリンピック・パラリンピック前年でもあることから、一般の人々が参加できるプレパラリンピックイベントなどのプログラムも提案する予定だ。