JTBはこのほど、JTB総合研究所およびEY総合研究所と共同で、「メガイベントにおけるスポーツホスピタリティのすすめ」と題する報告書を作成、ウェブサイト上での公開を開始した。
この報告書は、2019年のラグビーワールドカップ日本大会や2020年の東京オリンピックなどを控え、日本の強みである「おもてなし」を織り込んだスポーツホスピタリティ考え方を広め、取り組みを本格化していくための布石として編集されたもの。
レポートでは、これまで行われた国内外のスポーツイベントを対象にした「スポーツホスピタリティプログラム」の先進事例や経済効果に関する調査結果を記載した。
また、施設やサービス(飲食・物販・演出・ICTなど)、会場外でのツーリズムの整備・推進のほか、これらを統合した付加価値が高い観戦プログラムを実現するための取り組みを「4つの提案」として紹介。ビジネス交流や設備の整備、地域資源の活用、海外との交流活性化などについての見解を示した。
レポートの構成は以下のとおり。
「メガイベントにおけるスポーツホスピタリティのすすめ」内容
- 1章 スポーツホスピタリティとは
- 2章 スポーツホスピタリティの国内外先進事例
- 3章 効果と課題
- 4章 スポーツホスピタリティ4つの提案
(1)スポーツイベントを活用したビジネス交流(スポーツホスピタリティサービス・プロバイダーによるプロモーション)
(2)スポーツホスピタリティ施設整備(客単価を高めるプレミア席の設置等)
(3)地域資源活用(地元産の旬食材、伝統的工芸品等の活用、接遇スキルに長けた人材の確保)
(4)海外との交流活性化(先進事例視察、全国各地におけるスポーツツーリズム機会拡大等
レポートは以下のウェブサイトから入手できる。