コスタクルーズは2016年夏、日本市場をターゲットにした日本発着クルーズを計10回運航する。コスタクルーズではこれまでも、日本発着クルーズをチャーターベースで運航してきたが、自社による運航は今回が初めて。このほど日本支社を設立し、日本支社長には日本市場で外航客船クルーズに長年携わってきた糸川雄介氏が就任した。
日本発着クルーズは2016年7月~9月に実施。日本でおなじみのコスタビクトリア(7万5000トン)で福岡、舞鶴、金沢、境港、釜山を巡る5泊6日のクルーズとし、このうち福岡と舞鶴、金沢から乗下船を可能とする。イタリアのカジュアルシップというアットホームな雰囲気で、夏休みの家族旅行をはじめ幅広い年齢層の参加を見込む。家族客にはq大人2名の正規料金の乗船で同室の子供(13歳未満)のクルーズ代金を無料とする割引制度を同クルーズでも適用するほか、無料の船上アクティビティ、エンターテイメントも実施する。
なお、コスタクルーズは2006年、中国を拠点に外国船として初めてアジアでの客船運航を開始。現在は保有客船15隻のうち3隻をアジアと中国で運航している。