視聴行動分析サービスのニールセンが実施したモバイルデバイスの利用実態調査(2015年7月~9月)で、1人あたりのスマートフォン利用時間は1日平均1時間49分(前年比4分増)だった。そのうちアプリの利用が1時間28分(前年比6分増)となり、スマホ利用時間全体の約8割に至る結果となった。
アプリ別にみた総利用時間が最も多いのは「LINE」(全体の10.4%、利用者数は3907万人)。次いで「ツイッター」(同7.5%、1907万人)、「フェイスブック」(同5.7%、2205万人)と続き、「LINE」が利用者数と総利用時間の双方で2位以下に差をつけた。
さらに、9位にドコモが提供するメールサービス「spモードメール」(同1.5%)、10位にグーグルの「Gmail」(同1.5%)がランクされたほか、10位以降も含めた結果、全体の約35%がコミュニケーションツールやSNSアプリになったという。
アプリの総利用時間シェアランキングとコミュミケーション系アプリの利用状況は以下のとおり。
上位にランクされた「LINE」「ツイッター」「フェイスブック」の利用時間帯は、朝6時から夜23時まで継続的に「LINE」がもっとも多かった。一方で、深夜0時から5時までは「ツイッター」の利用が最多、さらに正午以降は3位「フェイスブック」との差が開く傾向がみられた。
上位となったアプリの時間帯別利用時間シェアは以下のとおり。
この調査は、同社によるスマホ視聴者情報「Nielsen Mobile NetView」として実施されたもの。対象は18歳以上の男女。アプリの利用時間シェアランキングと時間帯別シェアは2015年9月のデータにもとづいている。