世界の現地ツアー予約サイトを運営するベルトラはこのほど、フランスに本社を置くOTAシテイ・ディカバリー社の全株式を取得し、完全子会社化した。
シティ・ディスカバリー社は、主に欧米・英語圏を中心に展開中のサイト「CityDiscovery」を運営。世界700以上の旅行先を対象に、現地ツアーやパッケージツアー、空港送迎サービスなどを提供している。多言語サイトの運営だけでなく、英語圏での24時間カスタマーサポート実績をもつ点もシティ・ディスカバリーの強みだ。
今回の買収の目的は、日本へのインバウンド強化に加え、両社の強みを生かしたマーケティング面の拡充にある。また、ベルトラが提携済みのJALや全日空商事、その他国内大手旅行会社に加え、今後はシティ社が連携済みのアリタリア航空、世界のGDSなどとも連携。これらの相乗効果によるB2B事業の強化につなげる計画としている。