YTLホテルズが運営するスキーリゾート「北海道ニセコビレッジ」で、設備やスキーエリアの増強計画が発表された。※写真は同社が運営する「カラサ・ニセコビレッジ」ウェブサイトより
計画では、2016年12月を目標に通年運用可能な最新鋭のゴンドラ・リフト2基「ビレッジエクスプレス」と「アッパービレッジゴンドラ」を増設。
「ビレッジエクスプレス」では、8人乗りのゴンドラキャビンや6人掛けのチェアでニセコビレッジの敷地山麓からニセコビレッジの中心部までの全長830メートルを結ぶほか、日本の主要リゾートでははじめて、ガラス張りの床も採用。中間地点にあるレストランやショッピングエリアへの移動にも利用できるものとなる。一方、全長300メートルの「アッパービレッジゴンドラ」では、2016/2017年冬季にオープン予定のスキーエリアと同社が運営する宿泊エリア「カサラ・ニセコ・ビレッジ・タウン・ハウス」などを結ぶ予定。
また、「ビレッジエクスプレス」山頂駅から山頂駅の間には新たに1.2キロメートルにわたるスキーゲレンデを新設する計画。交通整備面では、道路上にオーバーブリッジを建設し、ヒルトンニセコビレッジからスキーを履いたままの移動が可能となる予定。さらに、初心者向けには、「ビレッジエクスプレス」山頂駅とニセコキッズエリアをつなぐ「マジックカーペット(動く歩道)」を開発するとしている。
今回発表された計画は、「ニセコビレッジ開発基本計画」に沿って検討されたもの。同社はこれらのインフラ整備を通じて、スキーを楽しむだけでなくショッピング施設やエンターテインメント施設、宿泊施設の利便性も向上。アジア最高のスキーリゾートとして、国内やアジアのみならず、欧米からの旅行者も視野に入れたサービス拡充を進める。