全国の地域情報サイト「まいぷれ」を運営するフューチャーリンクネットワーク(FLN)は大日本印刷と共同で、2016年7月から地域の通貨・共通ポイント導入支援ビジネスを本格化する。
この共通ポイントサービスは、各地の加盟店利用を通じて貯めたポイントを地元で消費するための仕組み。屋外でも利用できるスマートフォン電子決済システムを活用することで、各地の店舗での導入や自治体主催の地域イベントなどでの活用を目指していく。
FLN社ではこれまでも特定地域特化型の共通ポイントサービス「まいぷれポイント(まいポ)」を運用。山陰エリア(出雲・松江・米子)をはじめ、千葉・船橋市、宮崎・宮崎市などで提供をした実績を持つほか、昨年は兵庫・伊丹市と官民協働で「いたみんポイント」事業を開始。これらの取り組みを通じて自治体や企業による需要を感じる一方で、システムが持つ操作性の問題や導入支援の負荷が高まる課題が生じてきたという。
今回の連携は、これらの運用負荷を低減されることが第一の目的。ICカード事業の実績を持つ大日本印刷のプラットフォームを利用することで、データ管理や加盟店への清算業務、システムのメンテナンスなどの負荷の低減につなげる。同時に、スマートフォン決済端末を使用することで、店舗側への導入負担も抑える計画だ。
両社協業のスキームは以下のとおり。
なお、2016年7月に予定する新たな「まいぷれポイント」サービス導入第一号は、兵庫・尼崎市となる見通し。