春闘合意2016、JTB九州などグループ3社、郵船ロジスティクス ―サービス連合

サービス連合が2016年の春季生活闘争(春闘)の合意状況を発表した。2016年3月15日の発表は、JTB九州、JTB国内旅行企画、JTB東海、郵船ロジスティクスの4社。合意内容は以下のとおり。


【JTB九州】

  • 合意日:3月11日
  • 賃金

・以下の要素を含めて、組合員一人当たり2.5%以上の賃金改善原資を確保する。

-社員の基本給改定に必要な原資

-社員の成果給改定に必要な原資(一律改定要素を含む)

-契約社員の基本給改定に必要な原資(一律改定要素を含む)

・産別最低保障賃金

・ポイント年齢別最低保障賃金

・グループ最低保障賃金

 

  • 一時金

・2016年夏期臨給の確定

-社員夏期臨給支給については、2015年度の経営数値を見極めたうえで、改めて回答する

-エキスパートフレンズならびに有期契約スタッフ臨時手当支給に関する確認覚書の改定を行う。

・総原資の予算化:基礎額の3.0倍(ヶ月)の予算化努力する。尚、前年度末までに労使協議により決定する。

・原資の配分方:当年度総原資は、次のとおり夏期と冬期に配分し一律支給する。

夏期:1.5ヶ月冬期:1.5ヶ月

-エキスパートフレンズならびに有期契約スタッフ2016年夏期臨時手当については、改めて回答する。冬期臨時手当については、臨時手当基礎額の1.5倍の予算化を行う。

 

  • その他同時要求

・時間管理を受ける全ての従業員の年間所定労働時間を1860時間とする

 

【JTB国内旅行企画】

  • 合意日:3月11日
  • 賃金

・以下の各項目の要素を含み、賃金カーブ維持・改善に必要となる2.5%以上の改訂率をもって月例賃金の改訂を行う。

-G社員・D社員・R社員・S社員:標準年齢改訂に伴う本給の改訂、役割成果給の改訂において、改訂を実施するための原資の確保、新たに職群または社員に登用する場合に必要な原資の確保

-Aスタッフ:賃金の更改を行うために必要な原資の確保

-契約社員、事務嘱託、エキスパートフレンズ(フルタイム勤務者)、リエントリースタッフ(フルタイム勤務者)、エルダースタッフ:賃金の更改を行うために必要な原資の確保

・産別最低保障賃金

・ポイント年齢別最低保障賃金

・グループ最低保障賃金

 

  • 一時金

・2016年夏期臨給支給については、2015年度の経営数値を見極めたうえで、改めて回答する。

・2016年冬期及び2017年夏期の臨時手当予算化については、現在の臨時手当支給制度の改訂を労使間で別途議論することを前提に、年間4.5ヶ月を予算化することとする。

 

  • その他同時要求

・年次有給休暇の計画的付与制度を導入する

 

【JTB東海】

  • 合意日:3月11日
  • 賃金

・以下の要素を含み、基礎月収の2.5%の改訂を実施する。

-社員、G社員:定昇、役成給改訂

-T社員、R社員、U社員:適正な月例賃金改訂に必要な原資

・産別最低保障賃金

・ポイント年齢別最低保障賃金

・グループ最低保障賃金

 

  • その他同時要求

・「年次有給休暇の計画的付与制度」を導入する

 

【郵船ロジスティクス】

  • 合意日:3月10日
  • 賃金

・能力給/職務給一律1500円アップ

・新人事処遇制度に則った能力給・職務給マトリックス昇給率表の適用

・ポイント年齢別最低保障賃金

 

  • 一時金

・年間4ヵ月+α

・支給日夏期一時金7月8日(金)、冬期一時金12月9日(金)

 

  • 同時要求

・海外駐在者の2回目以降の帰国起算日の変更

・育児における所定外労働時間免除期間の延長

(養育する子が3歳に達するまで⇒6歳に達するまで)

・再雇用制度の再雇用時条件の見直し

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